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HOME > ESSAY/エッセイ > C10.長く使うという事 |
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最近、僕のSaabは修理工場を行ったり来たりしている。
こういった経験は何度か過去にあるけれど、やはり憂鬱な気分になってしまう。
おそらく多くの方はSaabオーナーも含めて、こういった時に車を手放してしまうのだと思う。
特に僕のクルマは16年前(1990年式)なので尚更だ。
ある人から見たら僕のクルマはただのポンコツであるし、実際僕の子供たちはポンコツ呼ばわりしている。
だいぶくたびれてきたので客観的に見てある意味僕もそうだと思う。
でも僕にとってはこのクルマは今も輝きを放っていて手放しがたい魅力を持っている。
他に乗りたいクルマもあるにはあるのだけれど、
Saabを手放してまで・・・、と考えるとなかなかその気にはなれない。
Saabを残してもう1台!なんて事が実現できればいいのだけれど、
欲しいクルマはなぜか手のかかりそうなものが多く、経済的にかなり厳しい気がする。
これは最近よく耳にする「モッタイナイ」とは少し違う。
モノとしての寿命をまっとうするまで最後まできちんと使ってやりたいという気持ちは似ているけれど、
ただの「丈夫で長持ち」とか「節約」といったものとは違い、
そこには良いモノとしての「愛着」あるいは「愛情」が不可欠である。
もちろん「丈夫で長持ち」という事をまったくおろそかにして
ただの嗜好品としてのみ存在し、実用品ではないモノとは全く意味合いが異なります。
「丈夫で長持ち」なモノだろうと所有している人自身がそのモノに飽きてしまったり、
愛着を持てなくなってしまった場合にはそのモノの寿命とは関係なく捨てられてしまう。
そもそもクルマや家なども含めて全ての道具が使うために存在しているものだし、
実際に昔は、道具は使えなくなるまで使うという事が普通だったと思う。
購買意欲をあおり、次から次へと消費させる現代の風潮には時々辟易させられる。
結果的にろくでもないモノまで市場に出回り消費されていく事になる。
大量生産と大量消費社会、そして過剰な市場主義がいわゆる使い捨て社会を増大させている。
もちろん大量生産によりコストが下がり、安定して商品を低価格で供給できるという恩恵も無視できないし、
それによって企業の利益となり、従業員の収入となり、社会全体が裕福になるという事も言える。
しかし、全てにおいてそれが優先するのだろうかという疑問を僕はも持たずにはいられない。
では長く使えるモノとは一体どういうものなのだろうか。
デザインが良いとか、使いやすいとか、エネルギーを感じるとか・・・。
それは人によって様々だとは思うけれど、
モノの形から感じ取れる世界観だったり、使ってみて分かるそのモノをつくった人の哲学だったり。
そういった流行を超えた共感を感じさせるものが結果として長く使うモノになっていくと思う。
気に入ったものを長く大切に使うという事、それはとても心温まる世界だと僕は思う。
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